7月14日(火)3・4限、直木賞作家 伊与原 新(いよはら しん)氏を講師にお招きして、キャリア教育講演会を実施しました。対象は、全校生徒です。
伊与原先生は、神戸大学理学部卒業後、東京大学大学院で地球惑星科学を学ばれた後、研究者としての経験を積まれました。その豊かな科学的知識を生かし、人間ドラマと科学を融合させた数々の作品を発表されています。2025年には『藍を継ぐ海』で第172回直木賞を受賞されました。「小説×科学 文理の垣根をこえて」と題された今回の講演は、大学で同じ研究室に所属していた本校理科教員とのご縁で実現しました。
冒頭、人生の地図はについて、『一番の近道は遠回りだった』『遠回りこそが俺の最短の道だった』という漫画「ジョジョの奇妙な冒険」のジャイロ・ツェペリの言葉を紹介されました。人生には決まった道があるわけではなく最短のコースなんて用意されていない。人生の地図は白紙で色々な選択の扉があって、扉をあけるとそこで人と出会い、本と出会い、変わっていくと話されました。
この、一直線に目標へ向かうだけでなく、失敗や失敗に伴う回り道、思いがけない出会いや選択こそが、一見遠回りに見えても将来の自分を作る糧になるという言葉は、文理選択や進路選択、受験に悩む生徒たちの不安を大きく和らげました。