9月5日(土)午後1時から、伊丹市立産業振興センターにおいて、「第39回伊丹市中学校英語暗唱・スピーチ大会」を開催しました。この大会は、本校と伊丹市立中学校教育研究会英語部会が主催しているもので、今年も多くの保護者の皆様、中学校関係の皆様にお越しいただきました。ご来場いただき、ありがとうございました。今年は、暗唱部門に1・2年生10名、スピーチ部門に3年生12名、合わせて22名の中学生がエントリーしました。
英語で物語を伝える
まず行われたのは、1・2年生による暗唱部門です。暗唱部門では、教科書や物語、新聞など、中学生にふさわしい題材を選び、3分以内で暗唱します。今年の題材も、「Apples―“Wonder”」「Harry Potter」「Cinderella」「Beauty and the Beast」「Steve Jobs: Stay hungry, Stay foolish」「The Restaurant of Many Orders」「The Three Little Pigs」など、実に多彩でした。誰もが一度は聞いたことのある物語から、人物の生き方や言葉に着目した題材まで、それぞれが自分の心に残った文章を選び、何度も練習を重ねて本番に臨みました。暗唱というと、「英文を覚えて話す」ことをイメージするかもしれません。しかし、実際の発表では、発音やイントネーション、声の強弱、間の取り方、表情などを工夫し、「英語を読む」のではなく、「英語で伝える」姿が見られました。
自分の考えを英語で伝える
続いて行われたのが、3年生によるスピーチ部門です。スピーチ部門では、自作の英文を4分30秒以内で発表します。今年のタイトルを見てみると、その内容の多様さに驚かされます。
「The acceptance of diversity」
「What I Want to Do in the Future」
「My New Beginning」
「What I Learned from Them」
「Change makes me strong」
「A bridge across borders」
「Glorious」
「Did “Pure, Righteous, and Beautiful” Liberate Woman?」
「Opening Doors with Language」
「The Magic of “I Can Do It”」
「What School Lunch Teaches Us」
「Pretending to be Normal」
どのタイトルからも、それぞれの生徒が自分自身の経験や関心、疑問、そして社会に対する思いをもとに、「自分は何を伝えたいのか」を考えてきたことが伝わります。「多様性を受け入れること」「将来や新しい一歩」「変化することの意味」「言葉がつなぐ世界」「学校給食から学んだこと」など、テーマはさまざまです。特に印象的だったのは、どのスピーチにも「自分の言葉で伝えよう」という思いが感じられたことです。英語を学ぶ目的は、単に単語や文法を覚えることだけではありません。
自分の考えを持ち、それを相手に伝える。
そして、相手の言葉に耳を傾け、新しい考えに出会う。
今回のスピーチは、まさにそのことを体現していたように思います。
大勢の人の前で外国語を使って発表するのは、決して簡単なことではありません。緊張した生徒も多かったことでしょう。それでも、一人ひとりが堂々とステージに立ち、自分の言葉を最後まで届けようとしていました。22名の皆さん、本当に素晴らしい発表でした。
高校生によるエキシビションスピーチ
そして、今年も中学生の発表の後に、エキシビションスピーチを行いました。発表したのは、本校グローバル共創科(GCC)の生徒2名です。高校生らしく、流暢な英語で堂々とスピーチを披露してくれました。中学生の皆さんにとっては、少し先を歩く高校生の姿を間近で見る機会になったのではないでしょうか。「英語を勉強すると、こんなふうに自分の考えを英語で伝えることができる。」そんな可能性を感じてもらえたなら、今回のエキシビションスピーチにも大きな意味があったと思います。
そして何より、今回ステージに立った中学生の皆さんには、ぜひこの経験をこれからにつなげてほしいと思います。英語は、間違いを恐れて使わないものではありません。
間違えてもいい。
伝えてみる。
そこからまた学ぶ。
その繰り返しが、英語を自分の力にしていきます。今回の大会で生まれた「伝えたい」という気持ちを大切にし、これからも英語を通して、自分の世界をどんどん広げていってください。
最後に
大会の開催にあたっては、伊丹市立中学校教育研究会英語部会の先生方をはじめ、多くの先生方、関係者の皆様にご協力いただきました。また、本校の生徒たちも大会運営を支えてくれました。多くの皆様のご理解とご協力があって、第39回大会を無事に終えることができました。心より感謝申し上げます。そして、出場した22名の皆さん。
皆さんの発表は、会場にいた私たちに、「言葉には、人に思いを届ける力がある」ということを改めて教えてくれました。素晴らしい発表をありがとうございました。
来年はいよいよ第40回。
また新たな「伝えたい」が、この舞台から生まれることを楽しみにしています。